TDSテスターについて

電気伝導度「TDSメーター」とは?

水の中に溶け込んでいる不純物の濃度の総計。
基本的には数値が低いものほど不純物が少ないことを意味します。
不純物というと汚いもののように聞こえますが、ミネラル分もこれに含まれるので、数値が高いものがよくないと一概に言えるものではありません。

TDS測定機は水中に溶解されている無機物質の総量を測定する機器として水に流れる電流の伝導度を電解物質(無機塩類)濃度単位であるPPMで示します。

逆浸透膜で作られた純水は殆ど絶縁体に近いのでTDSの数値が0に近い値を示しますが、別の溶存イオン物質が多く溶けているとTDS数値は高い値を示します。

TDSテスターはアメリカの国家機関である、食品薬品局(FDA)が公式に認定している方法ですが、TDS数値が高い値を示すからと言って、それが直ちに飲料水に適さないというものではありません。

以下にTDSテスターを用いた日本での実験結果を掲載しますが、ミネラルの量(=硬度)、を豊富に含む天然水などは高い値を示します。

TDS測定値が高いというだけで危険だと煽る業者もいるようですが、日本の水道水で100から160PPM、軟水系のミネラルウォーターで60~70PPM(硬水系だとそれ以上)の数値が平均的です。

当然、日本の水道法基準をクリアーしているお水ですが、ミネラルの量によってTDS測定値は比較的高い数値が検出されています。当社MUDENKAIでタイのご家庭で整水したアルカリ水を測定したところ、110PPM程度を示しました。

TDS数値が低い水(純水)をご家庭でお求めの方は、逆浸透膜を用いた純水器が必要となります。
逆浸透膜浄水器は、海水を真水にかえるなど、除去の観点からみれば、優れた方法といえます。
ですが、ろ過させる量のおおよそ5倍程度の水が必要になってしまい、低効率で水道代が高くなる
というデメリットもあります。

また、逆浸透膜浄水器の特徴として、水以外のほとんどすべての物質を除去してしまいます。飲んでおいしい水というのは、純粋に水分だけの水ではなく、カルシウムやマグネシウムを含んでいます。

逆浸透膜浄水器を使用する場合、ミネラル分も例外なく除去されてしまいます。そのため、おいしい水の味はなくなってしまいます。

日本で逆浸透膜(RO)水を販売しているアクアクララなどは、ROによる浄水後にミネラルなどの成分を加えて製品化しております。

※逆浸透膜浄水器も安価なもので95~98%の純度のものしか作り出せないものから、純度99.99%の超純水を作り出すことができるものまで様々なものがあります。

この逆浸透膜浄水器の使用される環境というのは、特に水質汚染の著しい場所であったり、バクテリアなども繁殖している井戸水や、海水を真水に変えざるを得ない状況で使用されることが多く、嗜好性を求めた目的とはかけ離れていることが背景としてあります。

WHOの水道水の基準が守られているタイや日本では、嗜好性と浄水機能を兼ねそろえた当社MUDENKAIでおいしくて健康にも良いお水を安心して飲んで頂けます。

※もちろん、WHO基準では混入していてはならない大腸菌や、その他トリハロメタン、鉛やサビなども混入していた場合除去することが可能です。当社のフィルターに使用されている天然鉱石ゼオライトは、最近では、福島第一原子力発電所事故の放射能汚染水処理に使用されるなど高い除去能力を実現しています。

水質基準の国際比較

水質基準の国際比較を見る。※別サイトへ飛びます。
デジタルTDSメーター測定結果 – 1
埼玉県鶴ヶ島市(マンションの水道水) 128 PPM
埼玉県熊谷市 (戸建水道水) 157 PPM
北海道石狩市(戸建水道水) 169 PPM
茨城県取手市(戸建水道水) 157 PPM
茨城県取手市(戸建井戸水) 205 PPM
埼玉県熊谷市(戸建水道水) 289 PPM
熊本県天草郡(戸建水道水) 128 PPM
埼玉県鶴ヶ島市(マンションの水道水) 128 PPM
東京都江東区(戸建水道水) 154 PPM
デジタルTDSメーター測定結果 – 2
茨城県取手市(井戸水) 188 PPM
埼玉県深谷市(井戸水) 157 PPM
某有名ミネラルウォーターA 269 PPM
某有名ミネラルウォーターB 217 PPM
某有名ミネラルウォーターC 219 PPM
某有名ミネラルウォーターD 358 PPM
某有名ミネラルウォーターE 345 PPM
埼玉県川越市(戸建の井戸水) 183 PPM
東京都新宿区(戸建水道水) 121 PPM